2016年01月30日
環境負荷にしかならないボトルキャップの収集活動は今すぐやめよう
以前から気になっていた問題です
今、啓発しておかないと子孫に申し訳ないので、まとめてみました
子孫が使う筈の、化石燃料を浪費し続ける
NPO法人エコキャップ推進協会(以下エコ協)のペットボトルキャップ収集(以下ボトルキャップ)活動の実態について、報告します
(エコの要素がひとつも無いので、”エコキャップ”と言う呼称は、使いません)
どんな活動かと言うと
うたい文句は
「捨てるボトルキャップを集めて、収益で発展途上国の子供にワクチンを送ろう」という趣旨で始められた様ですが、
こんな事実が判りました
エコ協の資料によると
「ごみとして焼却処分されると、キャップ430個(1Kg)で、3,150g(3Kg)のCO2が発生します」
と、記してていますが、
実は、ボトルキャップは「容器包装リサイクル法」という法律で以前から分別回収が義務づけられており、
回収システムに乗せればごみにはなりません
各行政で、回収システムが、確立されています
法律で分別収集が義務づけられているので、住居地で回収サイクルに乗せてしまえば
エコ協が成果としている「CO2 が削減出来ます」は、意味を成しません
それどころか、各地(北海道から沖縄まで)で集められたボトルキャップを、横浜のエコ協まで送る訳ですが
必要の無い輸送で、貴重な化石燃料を消費し莫大なCO2が発生するのですが、その点は考慮に入れられていません
ワクチン代より、送料の方が高いという現実があり、さらに送料も送り主持ちで、何百円かの送料を、支払ってエコ協へ送っています
送ったボトルキャップは、エコ協でリサイクル業者に買い取ってもらい、エコ協の収入となるのですが
ここでも、問題があり、全額が寄付に当てられる訳ではありません
三分の一が運営費に、充てられます(以前は運営費の比率がもっと高かったです)
類似の活動をしている日本ユニセフ協会やベルマーク教育助成財団が運営費を20%でまかなっていることを考えると高額ではないかとの指摘があります
運営費とゆう名目で差し引かれた寄付金を、直接ユニセフに寄付すれば良いものを、
「特定NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」という団体へ寄付しているのです
JVCで、またもや運営費名目で目減りした金額が、やっとワクチンに利用されます
エコ協は、ボトルキャップ460個で10円、860個で20円になり20円でポリオワクチンひとり分が購入できると 言っていますが、
仮にペット飲料1本120円として
ボトルキャップ860個×120円=103,200円
これに送料数百円を足した金額を既に使っているのですが、一つ目・二つ目のNPO法人を通す事で目減りするので、どれだけペット飲料を買えば20円になるのでしょう
回収の為に、大勢の人間が膨大な時間と手間をかけて、得られる結果がこれです
こんな非効率なシステムはありません
環境の観点から見ると、輸送の為に本来不必要な化石燃料を消費し、膨大なCO2を排出するのが大問題です
昨年の秋頃のニュースで、エコ協が、2013年以降
「一円もワクチン購入に寄付をしていない」という事が判明し、問題になっていました
その他、詳しくはウィキペディアを、ご覧ください
(現在JVCと仲たがいしている様で、新たな寄付先を検討中の様です)
エコ協の新バージョンのポスターを見ると、ワクチンに関する記述が無くなっています
完全に、宗旨替えした模様です
原資が、ゼロ(善意の結集)で活動しているのですから、活動内容が変わったのなら、変更の広報活動をちゃんとするべきでしょう
本当に、世界の子供達を救いたいのなら
ペット飲料を飲むのをがまんしてマイ水筒にし、そのお金を寄付するか
ボトルキャップ送ったつもりにして、掛かる送料をユニセフなどに寄付したほうが何十倍も効果があります
寄付する場合、日本ユニセフ協会は、送金額の81%が世界ユニセフに送金され19%は運営費に使われるので
一番効率が良いのは、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんのサイトから送金する方法です
運営費(事務経費)は黒柳徹子さんが負担するので、全額が世界ユニセフへ送金されます
2015年11月末現在の累計で、55億8,414万円の募金が送金されています
エコ活動は、循環活動トータル(総量)でのCO2の発生量等の環境影響・負荷を考えなければなりません
活動の一部を、かいつまんだ数字に誤魔化されてはいけません
カーボンフットプリントの様に、事業トータルでのCO2排出量を、示して欲しいものです
このボトルキャップ収集活動が該当するかどうかはわかりませんが、
グリーンウォッシュ ブルーウォッシュという言葉があります
グリーンウォッシュとは、環境に配慮したふりをして金儲けをすること
ブルーウォッシュとは、人権に配慮したふりをして金儲けをすること ブルーは国連旗の色
この様な活動が、まかり通ってしまう問題点を、考えてみました
この国の国民は
身銭を切っていないので、結果に関心が無い・関心が及ばない
活動を目的にしてしまっている輩がいる
額に汗する活動はすべて素晴らしいと思っていて、そこで完結してしまうので
結果に関心が無い・関心が及ばない
なんとなく良い事をやっているという満足感で、活動し 結果に関心が無い・関心が及ばない
自分の活動の影響を、最後まで見届けようではありませんか
ボトルキャップの回収活動は、今すぐやめましょう
参考URL
NPOホームページ
http://ecocap.or.jp/katudo.html
http://www.jcv-jp.org/index.php
参考出典URL
http://d.hatena.ne.jp/noken/20090310
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97%E9%81%8B%E5%8B%95
http://openblog.meblog.biz/article/1242008.html
http://blog.goo.ne.jp/bem87blog/e/8728b6b07429cc1517ae79a9d2080328
http://www.inv.co.jp/~tagawa/totto/hope.html
http://ironpen.exblog.jp/7722560/
今、啓発しておかないと子孫に申し訳ないので、まとめてみました
子孫が使う筈の、化石燃料を浪費し続ける
NPO法人エコキャップ推進協会(以下エコ協)のペットボトルキャップ収集(以下ボトルキャップ)活動の実態について、報告します
(エコの要素がひとつも無いので、”エコキャップ”と言う呼称は、使いません)
どんな活動かと言うと
うたい文句は
「捨てるボトルキャップを集めて、収益で発展途上国の子供にワクチンを送ろう」という趣旨で始められた様ですが、
こんな事実が判りました
エコ協の資料によると
「ごみとして焼却処分されると、キャップ430個(1Kg)で、3,150g(3Kg)のCO2が発生します」
と、記してていますが、
実は、ボトルキャップは「容器包装リサイクル法」という法律で以前から分別回収が義務づけられており、
回収システムに乗せればごみにはなりません
各行政で、回収システムが、確立されています
法律で分別収集が義務づけられているので、住居地で回収サイクルに乗せてしまえば
エコ協が成果としている「CO2 が削減出来ます」は、意味を成しません
それどころか、各地(北海道から沖縄まで)で集められたボトルキャップを、横浜のエコ協まで送る訳ですが
必要の無い輸送で、貴重な化石燃料を消費し莫大なCO2が発生するのですが、その点は考慮に入れられていません
ワクチン代より、送料の方が高いという現実があり、さらに送料も送り主持ちで、何百円かの送料を、支払ってエコ協へ送っています
送ったボトルキャップは、エコ協でリサイクル業者に買い取ってもらい、エコ協の収入となるのですが
ここでも、問題があり、全額が寄付に当てられる訳ではありません
三分の一が運営費に、充てられます(以前は運営費の比率がもっと高かったです)
類似の活動をしている日本ユニセフ協会やベルマーク教育助成財団が運営費を20%でまかなっていることを考えると高額ではないかとの指摘があります
運営費とゆう名目で差し引かれた寄付金を、直接ユニセフに寄付すれば良いものを、
「特定NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」という団体へ寄付しているのです
JVCで、またもや運営費名目で目減りした金額が、やっとワクチンに利用されます
エコ協は、ボトルキャップ460個で10円、860個で20円になり20円でポリオワクチンひとり分が購入できると 言っていますが、
仮にペット飲料1本120円として
ボトルキャップ860個×120円=103,200円
これに送料数百円を足した金額を既に使っているのですが、一つ目・二つ目のNPO法人を通す事で目減りするので、どれだけペット飲料を買えば20円になるのでしょう
回収の為に、大勢の人間が膨大な時間と手間をかけて、得られる結果がこれです
こんな非効率なシステムはありません
環境の観点から見ると、輸送の為に本来不必要な化石燃料を消費し、膨大なCO2を排出するのが大問題です
昨年の秋頃のニュースで、エコ協が、2013年以降
「一円もワクチン購入に寄付をしていない」という事が判明し、問題になっていました
その他、詳しくはウィキペディアを、ご覧ください
(現在JVCと仲たがいしている様で、新たな寄付先を検討中の様です)
エコ協の新バージョンのポスターを見ると、ワクチンに関する記述が無くなっています
完全に、宗旨替えした模様です
原資が、ゼロ(善意の結集)で活動しているのですから、活動内容が変わったのなら、変更の広報活動をちゃんとするべきでしょう
本当に、世界の子供達を救いたいのなら
ペット飲料を飲むのをがまんしてマイ水筒にし、そのお金を寄付するか
ボトルキャップ送ったつもりにして、掛かる送料をユニセフなどに寄付したほうが何十倍も効果があります
寄付する場合、日本ユニセフ協会は、送金額の81%が世界ユニセフに送金され19%は運営費に使われるので
一番効率が良いのは、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんのサイトから送金する方法です
運営費(事務経費)は黒柳徹子さんが負担するので、全額が世界ユニセフへ送金されます
2015年11月末現在の累計で、55億8,414万円の募金が送金されています
エコ活動は、循環活動トータル(総量)でのCO2の発生量等の環境影響・負荷を考えなければなりません
活動の一部を、かいつまんだ数字に誤魔化されてはいけません
カーボンフットプリントの様に、事業トータルでのCO2排出量を、示して欲しいものです
このボトルキャップ収集活動が該当するかどうかはわかりませんが、
グリーンウォッシュ ブルーウォッシュという言葉があります
グリーンウォッシュとは、環境に配慮したふりをして金儲けをすること
ブルーウォッシュとは、人権に配慮したふりをして金儲けをすること ブルーは国連旗の色
この様な活動が、まかり通ってしまう問題点を、考えてみました
この国の国民は
身銭を切っていないので、結果に関心が無い・関心が及ばない
活動を目的にしてしまっている輩がいる
額に汗する活動はすべて素晴らしいと思っていて、そこで完結してしまうので
結果に関心が無い・関心が及ばない
なんとなく良い事をやっているという満足感で、活動し 結果に関心が無い・関心が及ばない
自分の活動の影響を、最後まで見届けようではありませんか
ボトルキャップの回収活動は、今すぐやめましょう
参考URL
NPOホームページ
http://ecocap.or.jp/katudo.html
http://www.jcv-jp.org/index.php
参考出典URL
http://d.hatena.ne.jp/noken/20090310
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97%E9%81%8B%E5%8B%95
http://openblog.meblog.biz/article/1242008.html
http://blog.goo.ne.jp/bem87blog/e/8728b6b07429cc1517ae79a9d2080328
http://www.inv.co.jp/~tagawa/totto/hope.html
http://ironpen.exblog.jp/7722560/
Posted by tasumamo at 19:41│Comments(0)
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