通勤自転車ドロハン化1 予備知識編1
MARINcortemodero 改造前
ジテツウで使用しているMARINのcortemoderoですが、最近不満が拡大してきました
それは
1)フラットバーハンドルが、しっくり来ない
前車の「
コールマン改」もフラットバーだったのですが、何故か、しっくり来ない
ドロップハンドルに慣れてしまった為なのか、前傾が足らず、スピードが出ない
2)6barで乗っているのですが、手首への反発・振動が半端無い
鉄フォークに乗って初めて、コールマン改のFサスやメリダのカーボンフォークのありがたさを、
実感
(ミニベロも鉄フォークなのに、あまり反発がありません タイヤのせいでしょうか・・・・)
3)ずっと同じ姿勢だからでしょうか?何故か、腕がとても疲れる
片道たった15Kmなのに、やたらと腕が疲れます
以上の事から、グリップ位置(乗車姿勢)を変えられるドロップハンドルに変えてみたくなりました
しかし調べを進めていくと、かなり面倒だということが、判ってきました
クロス系(フラットバー)とロード系では、規格が違う為、安易にドロハン化(ブルホーンも含めて)出来ません
ハンドル
直径が違う為、ブレーキやシフターの互換性がありません
クロス系は22.2mm
ロード系は23.8mm
どちらも、クランプ径はステムに準ずる
シフターとブレーキレバーが、再利用できない
(ただし22.2mmのブルホーンハンドルを使えば再利用可能な事が多い)
ステム
グリップ位置が変わるので、長さの違う物(短いもの)に交換する事が多い
ブレーキレバー
取り付け内径が異なる為、ドロハン化へは、交換が必要
又、クロス系のVブレーキとロード系のキャリパブレーキでは、引き代が違う為、
レバーをロードタイプにした場合は、ミニVブレーキやカンチブレーキへ変更が必要
もしくは、Vブレーキをそのまま使う場合は、RL-85EC V-BRAKE ROLLERアダプタ等を追加して、引き代を変える必要があります
amazonさんから画像を拝借しました
ブレーキ
ブレーキレバーの選択によって、ブレーキレバー項で説明したように、選択肢が変わってきます
ブレーキワイヤアジャスタ
クロス系のブレーキアジャスタはブレーキレバー側
ロード系のアジャスタはキャリパブレーキ側にある為、Vブレーキをそのまま使う場合は、アジャスタ追加の必要があります
シフター
取り付け内径が異なる為、ドロハン化へは、交換が必要
STIにするか、バーコンその他へ変更が必要
シフターアジャスタ
リヤディレーラーのアジャスタは、ディレーラー側にあるので追加の必要はありませんが
フロントディレイラーは、アジャスタを追加しなければならない場合があります
フロントディレーラー
フロント3段の場合、ロード系のSTIシフターにした場合、引き代が違うので、そのままでは使用出来ません
フロントディレーラーをロード系に交換する必要があります
リヤディレーラー
交換無しで、使用可能
インナーワイヤとアウターケーブル
元の位置より遠くなる為、大概の場合、全交換が必要
ブレーキワイヤはタイコ(レバー接続部)の形状が違う為、たとえ長さが足りても、使用できません
この際だから、変速数を多くしようなどと考えると、コンポーネント全取替えなんて事が起こってしまいます
改造には、組み合わせが難解で、敷居が高いのと、ロード系の部品を利用しようとすると、とてつもなく高額になります
それと、そもそも、クロスとロードではフレームのジオメトリが違うので、決してロードにはなりません
「ロードへの憧れ」で、改造しようと考えている方は、改造費を貯金に充てて、おとなしくロードを買ったほうが近道です
それでも、思い入れや制約があってクロスを改造したい方は、一緒に考えていきましょう
続きます
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