ギボシ端子の取り付けルール

tasumamo

2022年10月02日 07:07

2022年10月2日(日)

自動車やバイクのDIYでお世話になる
ギボシ端子

ネットサーフィンしていると、素人さんの
「間違った配線ギボシのつなぎ方」
を、ちょくちょく見かけます。

一応素人では無い(昭和の時代に自動車整備士をやっていた)ので、
あまりに危険だと思い、
今回は、注意喚起記事です

自動車・バイクは一部の例外を除いて、ボディアースを採用しています。
戻り側の配線を、バッテリまで引き回さなくても、回路が成立する便利な代物です。
便利ですが、守らなくてはならないルールがあります。
それは、
プラス側(上流側)にはメス端子を使います。


何故なら端子が剝き出しのオス端子を使うと、ボディと触れるとショートしてヒューズが飛んだり、、最悪、発火します。
電装品のマイナス側はメス端子を使用します。

電流を受ける側(下流側)は、オス端子を使います。



下流側なので、接続が外れてボディと触れても、何も起こりません。
電装品のプラス側はオス端子を使用します。

「アース側は、オス・メスどちらでも良いのでは?」という方が居られるかもしれませんが、
「誤接続してしまう」失敗を引き起こすので、メス端子かクワ型端子を使ってください。

ネットで拾ってきたサンプルですが、(いざ探すとサンプルがなかなか見つかりませんでした)
赤・オレンジ・黄は電流を受ける側なのでオス端子で正解ですが、黒線がマイナス側なのに、オス端子を使っています。
接続ミスをしてしまう可能性があるので、NGです。
もし、取付部品の内部でマイナス側がボディアースされていて、黒線にプラス側のケーブルを繋いでしまったら、即、ヒューズが飛ぶかケーブルが溶けたり、大変なことになってしまいます。




こちらはプラス マイナス共、メス端子にしてしまっています。



これはオーディオを車体につなぐ変換アダプタで、青のカプラーを車体のカプラーにつなぎます。


オーディオは車体側(上流)から電気をもらうので、変換アダプタは電源側がメス端子になっています。



スピーカーの端子は、オーディオ側が上流になるので、(メーカーが安全に配慮してオス側もカバーされているので、判りにくいですが)変換アダプタのプラス側がオス端子になっています。
スピーカーを鳴らした後、オーディオへ戻るので、マイナス側(黒線入り)はメス端子になっています。





基本は
「電気が来ている(上流)側の配線」にはメス端子を使います

正しい接続方法は
こちらのエーモンのサイト
に詳しく出ていますので、
ご覧ください。


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